社員と会社の共成長を目指す、クローバー・サンの2025年度事業計画発表会レポート
2025/07/22
クローバー・サンでは、毎年期初である1月に全社員が一堂に会する事業計画発表会を開催しています。対面での実施が3回目となる2025年は、設立から15年の節目となるイベントとなり、今回はその様子をお届けします。
「会社と自分のこれからを見据える場」としての事業計画発表会

太田代表はこの発表会を始めた理由について、「社員数も増え、会社のことを私から直接伝える場が必要だと感じた」と語っています。特にSES企業ではお客様のもとに常駐して働くことが多いため、帰属意識を感じにくいのが事実。だからこそ、全員で集まって会社の現状と未来を知り、語り合う、そんな場を大切にしています。
全社員が顔を合わせる年に一度のイベント
発表会は大きく分けて2部構成。第1部では事業計画の発表と表彰式、第2部では懇親会が行われました。第1部では、まず太田代表から2024年の総括と2025年の全社計画が発表されました。続いて永年勤続表彰があり、長年会社を支えてきた先輩社員たちが表彰されました。その後、各部門長から具体的な実績と計画が発表されていきます。
各部門がどんな成果を上げて、これからどう頑張っていくのか。具体的な数字や戦略が飛び交う中、社員一同、真剣な表情で耳を傾けていました。
その後はレストラン会場に場所を移し、第2部の懇親会がスタート。ビンゴゲームも交えながら、和やかな雰囲気の立食パーティーとなりました。普段はなかなか会えない社員同士で顔を合わせ、今自分が取り組んでいることや、これから挑戦したいことについて語り合うなど、発表会で受け取った熱い想いを胸に社員同士で交流する姿が印象的でした。
「自分事として考える社員を増やしたい」という想いを込めて
太田代表は、この発表会に込める想いをこう語っています。「事業計画の発表は経営側から一方通行の発信になってしまうからこそ、オンラインではなく対面で集まってもらい、みなさんの反応を直接感じることを大切にしています。そして、普段関わっているプロジェクトが会社とどのようにつながっているのかを考える機会をつくることで、会社のことを自分事として考える社員を増やしたいのです」
発表会では、売上や利益だけでなく、1年間の成果と反省も共有されます。2024年度は経済産業省によるDX認定取得や企業型DC導入などの福利厚生の充足がありました。一方で、年度を通じて増収増益ではあったが、お客様開拓のペースは少し緩やかだったことなど、率直に反省点も語られました。
「こうした業績内容を全社員に共有することで、歯車の一つとして日々過ごすのではなく、自分の会社に愛着を持ち、どう成長するべきかを考えてほしい。自らが何をしたいかを考えることで、処遇の改善やプラスαの収入につながっていきます。例えば、エンジニアの資格取得制度も社員の発案からスタートしました。既に多くのメンバーが頑張ってスキルを高め、資格を取り始めています。自分の頑張りが報酬として還元される、そんな会社を目指しています」
事業計画発表会から得られた新たな変化

今回はじめて発表会に参加したある社員は次のように語ります。「1年間頑張ってきた業務が会社にどのくらいのインパクトを与えているのかを知ることができるワクワク感がありました。高い目標が掲げられたことが印象的でしたが、昨年の反省を踏まえた方向性を示してくれるので、自分の目標や行動に落とし込みやすく、安心してついていけると感じました。今後、自分の成長を会社の成長とどうリンクさせるか、しっかりと考えていきたいです」
また、人事部門で評価制度を担当する社員は「自分が置かれている会社の状況を理解してこれから頑張ろうとしている社員は、目標の立て方に変化が見られます。より責任を持って高い目標を立てる人が増えてきました」と発表会の効果を実感しています。
他の社員からも、「この会社だったら安心して頑張れる」「もっとスキルアップを目指して、給与を上げていきたい」といった声が聞かれるようになりました。この発表会によって、自分の頑張りが会社の成長につながり、それが自身に還元されるというクローバー・サンの目指す姿が浸透しつつあります。
クローバー・サンのこれから
発表会を終え、改めて太田代表に期待を込めた社員へのメッセージを聞きました。「このような発表会の場を設けているのも、一人ひとりが会社の現状や方向性を理解し、スキルアップに励んでいただきたいからです。クローバー・サンはそういった人財を支援し、共に成長できる会社です。これからも社員の声を真摯に受け止め、新しい制度や取り組みに挑戦していきます。もちろん、そのためには売上も利益も上げていくことが必要です。みんなで頑張って、より良い会社を作っていきましょう」